2016年9月20日火曜日

ミステリアス・ピカソ

 唐突の昔話です。1998年、私の10代最後の夏に、渋谷のbunkamuraまで映画を観に行きました。お目当は、『ミステリアス・ピカソ 天才の秘密』でした。
  当時は、若気の至りか、あるいはサブカルチャーを気取っていたのでしょう、新潟でもミニシアターによく足を運んでいた記憶があります。今ではどこかへいってしまいましたが、映画チラシをコレクションしていたこともありました。まだその小さな映画館は営業していますが、ほとんど訪れることはなくなってしまっています。
 話を元に戻しますが、ピカソの絵には興味はもっていたものの、一般的な人が抱く程度のものでしかありませんでした。しかし、『ミステリアス・ピカソ』のチラシを手に取った私は、衝動的に観に行こうと決めたのだと思います。 映画は非常にユニークな撮影手法がとられています。天才画家の頭の中をのぞくことを目的に、ピカソが描くキャンパスを裏から撮影することで、筆の動きや創作ステップが明快にみてとれるというものです。ピカソのユニークでありパワフルな絵が、流れるようなスピードで描かれていく様に圧倒され、え?まさか?そうなっちゃうの?という驚愕の展開の連続に興奮しっぱなしだったことを今でも鮮明に覚えています。下の動画は映画の一部です。この映画以来、私はピカソのにわかファンとなったわけです。  つづく 


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