[ 目的 ]
インプリンシスシリコンアドヒーシブ(トクヤマ)をレジントレーに塗布する回数により,
接着力に違いがでるのかを調査する.
[ 材料 ]
アドヒーシブ:インプリンシスシリコンアドヒーシブ(トクヤマ)
印象材:インプリンシス (トクヤマ)
レジン:オストロン2(GC)
[ 方法 ]
・オストロン2を通法に従い練和しプレート状に成型
・完全重合させた後, 表層をカーバイドバーにて一層切削
・インプリンシスシリコンアドヒーシブをプレートに1回, 3回, 5回塗布
・インプリンシスを築盛し完全硬化
・ピンセットなどを用いてシリコン印象材の剥がれ具合を確認
[ 結果 ]
・全ての被検体において, 剥がす際に凝集破壊が認められた.
・塗布回数による接着力は大差ないように思われた.
[ 考察とまとめ ]
・重ね塗りをすることにより, アドヒーシブの被膜の厚さが増し, 接着阻害につながると云われているが, 本実験ではその影響は認められなかった.
・重ね塗りよりも, レジンの表面性状や汚染状態の方が接着に与える影響を大きいと考えられる.
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