2015年10月7日水曜日

産みの苦しみ

 現在2つの原稿を抱えており、1つはようやく最終校正を迎えました。スタディグループ紹介の記事と、自身のインタビュー及び2ページのケースプレといった大した内容ではないものの、タイトル、文章、まとめといった基本構成以外にも、段落タイトルだったり、画像の選択や調整、配置、画像の説明・・・とやるべきことは膨大です。編集者との呼吸がどれほど合っているかにも大きく左右され、流れが悪くなった場合はいっそ最初から書き直した方が・・・と思うことも多々ありました。『犬歯の使い方を考える』でも編集を経験しましたが、作り手側に回ると普段気にも留めなかったところや、著者の気苦労を感じさせるところが見えてくるようになりました。


 左の『パーシャルデンチャーの機能と形』は、これまでの臨床ファイルVシリーズやもくあみ会絡みの小冊子が合本化されたものです。作られたのは文筆を熟知された方ですし、既存のスライドからの画像転用もシームレスにできるようにされているでしょうから、私とは比べものにならないスピードで仕上げられたのだろうと思いますが、内容は数回読み返したぐらいでは潜りきれないほどの深さです。もともと1冊にぎゅっと詰めてまとめた小冊子を6冊合本、しかもパーシャルデンチャーに特化しているとなれば、これほどの密度のものは他にはありません。
 文頭のことばに出てくる『生体に順応していくことの大切さ』は、パーシャルデンチャーの得意分野であり、来年度もくあみ会はこれが一つのキーワードになりそうです。
  ご注文は金子歯科医院HPから

3 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝見しています。
    流れが悪くなったり 行き詰まったら、戻ることを恐れずにゼロベースで考えなおす、というのも大事ですね。

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  2. コメントありがとうございます。
    たとえ戻ることになったとしても、詰まったところまでの道のりは次のチャレンジに役立ちますし、根治みたいなものですかね。
    もくあみ会はパフォらないよう頑張りましょう!まだ根管が見つかってないような感じですが・・・

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