2017年5月28日日曜日

新潟もくあみ会に向けて

 半年先を予定している新潟もくあみ会ですが、会員から提示された『一次固定か二次固定かで悩んだ症例』の分析作業が始まりました。こういったアプローチの場合、『収集』のあとは『仕分け』が必要となるのが通例で、リーダー格のN先生から『上顎の欠損形態で分類する』という提案がなされました。
1. 長い中間欠損(3歯)症例 
2. 2歯までの中間欠損症例 
3. 2歯までの中間欠損+遊離端欠損
の3つにひとまず区分されましたが、ここからどのようなことが見えてくるのかはまだ不明瞭です。 6月中旬の途中経過報告に向けての急ピッチでの準備が進んでいます。
 話は少し変わり、ミーティングはアオーレ長岡という会場で行われました。4年ほど前に完成した複合施設で、恥ずかしながら初めて訪れましたが、なかなかどうして素晴らしい施設でした。隈研吾の設計のようです。

2017年5月21日日曜日

もぐら塾

4日間に渡った『第二期もぐら塾』が終了しました。
自分が欠損歯列が好きだということを再確認させてくれるのはいつだって金子先生のお話です。 見せていただいた数あるケースの中で最も経過が長いという55年経過症例は圧巻の一言で、 イエテボリの歯周補綴40年経過症例よりもやはり私は二次固定に心を動かされます。 55年という臨床記録の中には多くのドラマのシーンが流れていて、観る者は名場面のいずれかに共感したり学んだりするからでしょう。 今後、自身の臨床で深めていくべきことやこれから二次固定というものを、 時流をふまえながら真剣に考えていかなければならないと感じました。
他にも、中舘先生の『臨床診断』のお話や、西島先生の『すれ違い』のお話も非常に素晴らしい内容で、 他に類をみない白眉のセミナーであったことは間違いありません。 第3期の募集は未定だそうですが、是が非でも受講すべきと断言します。

2017年2月19日日曜日

首脳会談

今年は(も?)忙しくなりそうです。
かねてより進められてきた『新潟もくあみ会』、そして『もくあみ会 in 新潟』に向けて動き始めました。日程や会場、要の企画をどうするかなど課題は山積しています。2人の首脳を前に、経緯と方向性についてプレゼンしましたが、さすがの判断力と決定力で歯車は順調に回り出しました。3月には決起集会を予定しています。

2017年2月12日日曜日

もくあみ会 15年間とこれから

 15周年と銘打たれたもくあみ会が無事終了しました。二日間ともケースプレという試みが見事に当たり、金子先生が始められた基本ゼミで育った弟子たちがそれぞれの臨床歴の中で得てきたものを次々に発表していく様子は、15年間に渡る種蒔・発芽・開花そのものでした。懇親会では重大ニュースも飛び出し、いろいろな意味で忘れられない会となりました。多くの会員がそう思い、この会を大切に続けていきたいと感じたのではないでしょうか。写真は、会を終え外へ出た時に目に飛び込んできた、とても美しいと感じた空です。
 今日からは次のもくあみ会を目指していくことになります。来年は新潟開催という案も飛び出し、新潟勢の一致団結が望まれます。やるしかないと燃えています。

2017年1月31日火曜日

2017年度もくあみ会のお知らせ

 今年のもくあみ会は15周年ということで、原点回帰として2日間に渡りケースプレを行うこととなりました。両日ともにオープン参加もできますので、臨床基本ゼミへの足がかりとしてどうぞご参加ください。

2017年1月16日月曜日

神妙の域

 先週の日美は北斎を特集していた。北斎は当時にしては異例の長寿で90歳まで生きたそうだが、それまでに幾度となく名を変え、75歳以降は『画狂老人卍』の号を使っていたと云う(歯狂老人Kなら知っているが・・・)。なんとも考えさせられたのが『富獄百景』の後書きで、『私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表した。とは言え、70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りをいくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろう。」と北斎は述べたそうだ。番組ではこの言葉に対し、自信の表れか、はたまた自身への鼓舞かなどといった議論が交わされていたが、「描くことが楽しいという純粋な気持ちではないか」という井浦新の言葉が自分には一番しっくりきた。
 比ぶべくも無い小さな話に過ぎないが、自身の臨床を振り返ってみても取るに足らぬものばかりで、神妙の域には到底辿り着けるはずもないが、もう少し何とかならないものかと思う。大抵のことは通り過ぎた後になって、「ああ、こういうことだったのか」「ああ、まだこんなところに来ただけに過ぎないのか」となる。凡人のサダメと割り切っているので天才を羨むことも無いが、北斎の言葉からすると案外天才も同じように感じているのかもしれない。
 北斎はおよそ200年前を生きた。それから随分文明は進んだようだが、宇宙の歴史からすれば瞬きに過ぎない。恐竜が絶滅したように、いつか人間の築いた歴史がリセットされる日も来るかもしれない。そんな儚い歴史に北斎は名を残したが、きっとそんなことが目的だったわけではなく、純粋に絵師としての人生を楽しんだのだろう。歯医者もそのように楽しみたい。
 ちなみに画像は私が子供の時に習っていた習字の先生の作品で、「遊びで書いたよ」と言いながら持ってきてくださったもの。この人もまた楽しんでいる。

2016年12月6日火曜日

代替品

 セントリックが強固ということで評価の高いKSK咬合器。臨床基本ゼミで教わったものの、すでに販売中止のためヤフーオークションで何台かをかき集め、クラウンブリッジに使用していました。全く新品同様のものも手に入ったりしたこともあったのですが、不注意で落下させてしまい、インサイザルピンが折れてしまいました。古き良きものは大切にしていきたいものですが、無いものねだりしていてもどうにもならないので、代替品を探していました。 あるラボから納品される咬合器に目をつけ、ある方からの後押しもあったため、まずはデンタルメイトIIとラボメイトIIというものを購入してみました。2つの違いは顎間距離だけのようです。まだ簡単に触っただけですが、なかなかセントリックもしっかりしていて、軽くハンドリングも良さそうです。値段も¥6,500と安価です。
 しかし、購入した咬合器が届いた矢先に、前述したラボからの技工物の中に「おや?」と思うラボメイトIIがありました。しっかりしているはずのセントリックにカタツキがあるのです。よくよく調べてみると、上弓をとめているネジが錆びて緩んでいるようでした。怪我の功名で、今後はこんなところも注意深くみていきたいと思います。 咬合器の相談相手から、CSA-300なる平均値咬合器も薦めていただきました。KAVOのProterのそっくりさんですが、こちらも購入したので折を見て使ってみたいと思います。