2013年1月22日火曜日

コーヒーはお好きでしょうか

 この理科の実験で使うビーカーのような代物、実はコーヒードリッパーです。"CHEMEX"という名前で、半世紀以上前に誕生したそうです。コーヒーメーカーをネットで探していて見つけたのですが、そのシンプルなデザイン性に惹かれ、即購入しました。決済後に、ハンドブロウ(手吹き)の物もあることを知り、どうせならそっちにすればよかった…と少し悔やんでおりますが、今後の半世紀中には割ってしまうこともあるでしょうから、そっちは次の機会にしたいと考えています。その後もよくよく調べてみると、ニューヨーク近代美術館MoMAのパーマネントコレクションでもあるようです。
 実際の機能はというと非常に使いやすいですし、肝心のコーヒーの味も美味しいので、とても気に入っています。玉に瑕なのは、専用の蓋や清掃器具が別売りだったところ…そして、消耗品であるペーパーフィルターまで専用のものがあり、比較的高価なのです。安価な代用品もあるようですが、『純正の良さ』みたいなものもあると感じるタイプの人間なので、100枚を使いきる頃に迷うことになるでしょう。まぁ、高いといってもそんなケチケチするほどの値段でもないんですけどね。

2013年1月10日木曜日

(全国)第一(位)大臼歯


 真鶴セミナーの企画がきっかけでお付き合いをさせていただくことになったラボがあります。テクニシャンの方は、大変丁寧な技工をしてくださることに加えて、素晴らしい技術、豊富な知識、そして熱心な思いをお持ちなので、非常に刺激を受けています。
 このワックスアップは、そのラボに勤務されている新卒テクニシャンのH氏の作品です。聞くところによると、この作品で全国コンテストを優勝したということでした。天賦の才をもつ大人しそうな彼とは、今後付き合いを重ねて、是非我々の勉強会でご講演をお願いしたいところです。
 アートが好きな私は、このように一つの作品を作り出せるテクニシャンという人々を尊敬しますし、補綴物という枠組みはあれど、その中で自分を表現できるというのは素晴らしいことだと思います。スライドぐらいは、気合いを入れてアーティスティックに作りたいものです。