2016年3月27日日曜日

2016年臨床基本ゼミスタート

 今年度の臨床基本ゼミがスタートしました。私にとっては7年ぶりの母川回帰となりました。会場に入った瞬間、基本ゼミを受講したいがために捨ててきたこと、講師の先生方のような歯科医になりたくて礎をここで築こうと決意したこと、続けていく中で大切な同志ができていったことなど、いろんな思いが蘇ってきてとても感慨深い気持ちになりました。
  集まった16人の先生方もそれぞれの航行の中でここに辿り着いたわけですが、第1回目の講師の先生方のお話しを聴いて感じられたことを、素直に大切にしていかれると良いと思います。会場の一番後ろから真剣に取組んでいる背中をみながら、そんなことを感じました。
  もしかしたらこのダメ支局まで辿り着かれる方もいるかもしれません。あまり役に立つ情報はありませんが、以前カメラのことで実験した記事を下記にピックアップしてみました。今見返してみると何を書いているんだかよくわからないところも多く、かえって混乱を招く可能性大ですが、自分にとって良い設定を見つけるトライをしていたということは感じてもらえるのではないかと思います。。 
http://mk2mics.blogspot.jp/2012/09/1.html 
http://mk2mics.blogspot.jp/2012/09/blog-post.html 
http://mk2mics.blogspot.jp/2012/10/3-ettl.html

2016年3月5日土曜日

2016もくあみ会全体会プロローグ

 2016年のもくあみ会が終わりました。このブログでは全体会を中心に振り返ります。

 今年の全体会のタイトルは『可撤性の可能性』とした。当初は『固定性と可撤性をめぐって』というタイトルだったが、そもそもの発端は昨今の若手に『可撤性』というもののイメージが不足していることが基本ゼミを通じて危惧されたことにある。つまり、歯周病や予後不安な歯を抱える欠損歯列に、厳しい固定性やちぐはぐな補綴設計、あるいは過剰なインプラント補綴を選択せざるを得なくなってしまっているということが大きな問題となっていた。
 
 しかし、私たちもくあみ会はこれまで可撤性の話題を大切にしてきた。そんな集合だからこその今回の企画である。固定性やインプラントを中心とした補綴が主流の世の中に対して、この全体会は一滴の雫過ぎないかもしれないが、その一滴もたくさん集まれば大きな川になる、そんな志をもった全体会にしていきたいと考え、タイトルスライドを作った。スライドの水滴は、瀬戸内海に浮かぶ豊島の美術館のアートの一部である。