2017年8月6日日曜日

KDM若手会・なんかよう会合同勉強会


 台風の影響で急遽土曜だけの開催となりましたが、濃密な一日となりました。演題全てが欠損歯列のケースということがそれに拍車をかけたことは間違いありません。
  第一部では、KDM若手会からは今後のKDMの欠損歯列を引っ張っていくであろう四天王が登壇し、息のあった掛け合いを見せていました。そこに共通していたのは、欠損歯列の『性質』を捉えようという姿勢です。先日の語る会でKDMは「絶対上顎」を掲げていましたが、そういったコンセプトを中心軸としながらKDMお得意のスクラム体制で突進してくるわけですから並大抵の迫力ではありません。


  一方なんかよう会からは、欠損歯列を捉えるという作業は抑えた上で、咬合関係・顎位・咀嚼といった要素に焦点を当てた3ケースが対抗馬として出走しました。火曜会の「絶対はない」という姿勢からの、試行錯誤が目につくプレゼン内容だったと思います。
  興奮冷めやらぬ中ケースプレは懇親会の場まで及び、アルコールの勢いを借りた発言も飛び出すなど、一息いれる暇もない一日でした。 
 本会を通して感じたことは、コンセプトというのは「ひと・くち・は」でいうところの少なくとも「くち」以上の外枠になければならないということです。コンセプトに当てはめれば決断は容易になるわけですが、その作業を「は」の枠でやってしまうと、「ひと・くち」に思考が届かなくなることでしょう。現在エビデンスをされているもののほとんどが「は」でのコンセプトということになりますが・・・ そういった点でも今回の2つのグループの意見交換は非常に手応えのあるものでした。

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