2011年6月28日火曜日

D7000のRAW現像

Finderでもクイックルックでも見れない
 私のPhotoshopのバージョンはCS4なので覚悟はしていました。しかし、いざ左の状況を目の当たりにすると愕然とするものがあります。Nikon D7000のRAWは既にCS4ではサポートされておらず、現在はおろか、サムネイル表示すらできないのです。CS5にアップグレードすれば解決するのは分かっていますが、2009年にMacと共に購入して2年も待たずにアップグレードするのはどうにも悔しいので、何か方法はないかともがいてみることにしました。
 調べていくと、RAWをDNG(Digital Negative)というフォーマットに変換する方法に辿り着きました。一括りにRAWといっても、NikonのRAWの拡張子はNEF、CanonはCR2というように各社・各カメラごとによって様々で、Photoshop側はカメラが新しくなる度に『個別対応』しなくてはなりませんでした。
 この問題を解決するために作られたのがDNGで、各種デジカメの情報を包括できる統一フォーマットだそうです。昔だと『VHSとベータ』、近年では『Blu-RayとHD DVD』のように複数のフォーマットが並び立つことは容易ではなく、写真のような長期的な保管が絶対なデータの場合、将来的に読み取れなくなるリスクを考えると、フォーマットを統一しておくのは理に叶っているように思います。
しかし未だ、DNGをサポートするカメラは多くないようです。
拡張子がdngになる
 話を戻しますが、つまりはRAWからDNGに変換すればCS4で開くことが可能とわかったのです。変換作業はAdobe DNG Converter(無料)で行いますが、それほど時間がかかるわけでもなく簡単に変換できました。DNGファイルは、Finderでサムネイル表示されクイックルックも可能、勿論CS4で現像することができました。操作もRAW編集と何ら変わりなく行えたので手応えを感じていたのですが、一つ気にかかるのがDNGファイルの容量です。RAWよりもサイズが小さくなっているのです。何の情報を削除しているのかが今ひとつはっきりわからないので、とりあえずはDNGへの完全移行は保留しています。RAWから現像したものとDNGから現像したもので比較すれば見えてくるかもしれませんが、それにはCS5が必要なので本末転倒ですし。。ケチケチするなということでしょうか。

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